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有限会社 金文堂信濃屋書店
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今日の一言

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ロス

2021-03-31

「〇〇ロス」という言葉があるのはご存知でしょうか。

 

例えば「ペットロス」などが有名ですが、その他にも、熱心に視聴していたドラマが最終回を迎え放送終了してしまった、連載していた漫画が最終話を迎え終了してしまったなど、楽しみにしていた(もっと言うと、生きる上での活力にもなっていたような)ドラマや番組や連載などが終わってしまったときに感じる喪失感を表す言葉です。

 

この「〇〇ロス」。 私もドラマなどでは経験したことがあるのですが、最近、本でこの喪失感を味わいました。

全編全章において衝撃的であり、重要でない部分がどこにもないのではないか、というくらい貴重な情報が詰まった一冊でした。ぜひおすすめ本でもご紹介したいのですが、今はまだそのロス真っただ中で、新しい本を読む気にも、この本を過去のものとしてまとめる気にもならず、ただぼんやりとしてしまっています。

  

単行本なので読み終えるまでには相当時間がかかるだろうと高をくくっていたのですが、興味深い内容のためぐんぐん読み進めてしまい、予定よりも大分早く読み終えてしまいました。(そして「訳者あとがき」の文字を見たときの絶望感たるや。)


しかし、いずれはおすすめ本でご紹介する予定ですので、そこで興味を持っていただけたあかつきには、ぜひお手に取っていただけると幸いです。
それでは、本日はこの辺りで失礼いたします。
 

おすすめ本『生理用品の社会史』を更新しました。

2021-02-24
 私たち女性の暮らしを日夜支えてくれている生理用品。特に日本のナプキン・タンポンの品質は、世界と比べても高いほうに分類されるように思います。しかし、この生理用品がなかった時代、また今もなお生理用品が手軽に手に入らない国や女性を取り巻く環境で、女性は月経とどうつきあっているのか。日本での女性と月経の関係や、生理用品の歴史に興味がある方には特におすすめの一冊です。
 

日本においては、葉っぱや古紙をあてたり詰めたりするといった不衛生な方法で月経期間をすごすというのはもう昔の話で、今は衛生的で品質も高い生理用品が、比較的安価に手に入るのが当たり前となりました。しかし発展途上国と呼ばれる国々では、日本で手に入るような使い捨てタイプの衛生的なナプキンは高級品で、そういった国のほとんど女性たちは手に入れることができません。まさに50年以上前の日本の女性たちと同じように、古い布を繰り返し使うしか選択肢がない女性たちは大勢います。これらは「生理の貧困」と呼ばれ、そういった女性たちに生理用品を届けるための寄付を募ったり、Twitter#(ハッシュタグ)をつけてつぶやくことで支援になるとったキャンペーンなども行われています。

 

またこの日本でも「女性の貧困」は非常に深刻な問題で、現代日本においても生理用品が買えないほど経済状況が苦しい女性たちがいるのも事実です。生理用品は2~3時間に1度の交換が推奨されていますので、1日に5・6回変えることになり、そうなると概算ですが1回の生理につき約1000円近くかかります。貧困状態に陥っている人にとって、その金額は非常に大きく、負担は重くのしかかります。しかしもったいないという精神からナプキンの交換をためらってしまうと、様々な病気を引き起こしてしまうのです。

 

先進国を見れば、生理用品に対する課税をゼロにしたり、学校で生理用品を無料で配布したり、そもそも生理用品を無料で提供することが決まった国も。これは「生理の貧困」に対してももちろんですが、男女の経済格差の是正に対しても有効的な措置であると思われます。

 

女性が生涯で生理用品に使う金額は人それぞれと思いますが、私の場合の試算では327600円でした。ただし、月経にかかる費用が生理用品代のみで済む女性は稀です。多くの女性は痛み止めの薬や、月経時用の下着、腰痛や腹痛やむくみによる冷えなどを緩和してくれるカイロや湯たんぽ、対策はしたものの不運にも汚してしまったシーツや衣類を買い直したり、生理に異変があった場合の婦人科診察、月経困難症や子宮内膜症などの治療に使われる低用量ピルの薬などなど…。生理があるがゆえにかかる費用となると、それだけでは済まない場合がほとんどです。そういった、女性にだけかかってしまうお金で広がってしまう男女の経済格差を少しでも是正するための措置なのではないかと推測しています。

 

他にも、女性に生理用品を無料配布することによって様々な副次効果があるのではないかと個人的には思っていますが、その点を強調しすぎると大事な本質を見誤ってしまうことになるのと、すでに長々と持論を書いてしまったためこれ以上長くならないように、本日はこのあたりで失礼いたします。

2021年の抱負

2021-01-06

皆さま、明けましておめでとうございます。

2021年も当店をよろしくお願いいたします。

2021年の抱負は「おすすめ本の更新を最低3回はすること」の山本でございます。


本を読んではいるのですが、感想を簡潔にまとめるのが中々難しく、書いては消してを繰り返していたら気付けば去年は1度しか更新していませんでした…。やはり具体的な更新目標を立てていないと、知らず知らずのうちに更新がおろそかになってしまうのだなあと反省し、今年からは1年に最低3回はおすすめ本を更新しようと決意いたしました。(きょうの一言の更新はもっと頑張りたいです)


そんなわけで、中々更新頻度の少ない当HPではありますが、2021年もどうぞよろしくお願いいたします。

「アナログのよさ、デジタルのよさ」

2020-11-06
お久しぶりです。「今日の一言」更新担当の山本です。
こちらの更新を毎月2回(最低1回)という目標を掲げておりましたが、更新をしなくなって数ヶ月が経過してしまいました。毎月、時間があるときに書いてはみるものの、中々こちらに載せるほどのものが出来上がらず、書いては消してを繰り返しております。おすすめ本も、本自体は読んでいて、これは面白いと思った本も何冊かあるのですが、私が読む本はほぼすべて女性学・男性学・ジェンダー系の本なので、ご紹介する本のカテゴリーが偏ってしまうのが悩みです。
 
さて、そんな悩み多き更新担当の山本ですが、実はもうひとつ悩みがございます。(私事で恐縮ですが、よろしければお付き合いください。)
 
皆さま、日記をつけておられますか?または、写真などのアルバムを作っておられますでしょうか?日記やアルバムを作る際、アナログでしょうか?デジタルでしょうか?
 
先日、家の物を整理していたところ過去につけていた日記やアルバムを発見いたしまして、見返していましたら「こういう風に残しておくって結構いいかも」と思い、改めて日記やアルバムを残そうと決心しました。ところが、アナログで日記をつけるのは思い立ったときにサッと書ける、見返せるというメリットはあるものの、長く続けるとなると日記帳が何冊にもなり、かさばるというデメリットがあります。一方、デジタルはデータなので日記帳に収納スペースが圧迫されるということがないことがメリットですが、サッと書ける、見返せるといった点ではアナログに軍配があがります。(あくまで個人的な意見ですが)
 
昨今はデジタル化がすすみ、デジタルメモ帳(メモパッド)、デジタルノートなど便利なツールがたくさんありそれも魅力的なのですが、アナログツールの強みも頼もしい。数年ではなく、数十年という長い目で見ると、デジタル機器は電池が切れたり(下手をするとその電池が販売終了したり)、故障したり、それがなくともそのデジタル機器に対応したも周辺機器がなくなったりといった心配が残ります。その点、紙は精密機械よりは頑丈で、破れても張り付ければよいし、濡らしたり燃えたりしないかぎりは見返すのが難しいといったことにはなりません。私は結局、日記はアナログ、アルバムはアナログ・デジタル(主にデータ管理)の方法でやっていくことにいたしましたが、どちらの魅力も捨てがたく、悩ましい日々は続きそうです…。
 
そんなわけで、今回はこの辺りで失礼いたします。お付き合いくださりありがとうございました。
 
山本
 

ご無沙汰をしております

2020-09-07
 前回の更新からまた随分と時間が経ってしまいました。
山本(元祖更新担当)です。前回までの更新担当とは別の山本です。また次回はいつもの山本に戻るかもしれません。
 今年は浦賀もコロナ禍のなかであらゆるものが中止となって静かな1年となってしまいました。夏の花火も中止でしたし、例年なら来週に迫っているお祭りも今年は中止、寂しい限りです。
そんな中で今回はちょっとだけ「横須賀・浦賀関連書籍」の更新をいたしました。
 一冊は学術的な論文集ですのでお値段・内容共に若干敷居が高いかもしれませんが図書館にもあるかとはございますのでご興味のある方はお手に取ってみてはいかがでしょうか。当店には在庫はございませんのでご注文いただいた場合は取り寄せとなります。
 もう一つは「歴史のまち浦賀てくてくガイド」の増訂版です。少し前に出されたものですが(更新が遅くなりまして申し訳ございません汗)まだ「てくてくガイド」をお持ちでない方はどしどしご注文下さい。また、すでに初版をお持ちの方は増訂版と見比べてみるのも面白いかもしれません。こちらは当店に在庫がございます。
 お知らせまでにて失礼いたします。
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